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新着情報とお知らせ

ノーリフトケアの先進施設(ふじの木園様@北九州市)を訪問
2019-03-04
本部の山口です。
3月4日に北九州市にある「ふじの木園」様を訪問し、ノーリフトケアと介護記録ソフト「Notice」の勉強をさせていただきました。
今回はノーリフトケアについて報告いたします。
「ノーリフトケア」…恥ずかしながら、ふじの木園様に出会うまでその存在すら知りませんでした涙がお
一言で言うと「抱え上げない・持ち上げないケア」ということになるのですが、これが奥が深い!

ノーリフトの目的は①職員の腰痛対策と②ご利用者の自立支援です。

は分かりやすい話ですが、驚いたのはノーリフトが自立支援につがるという点です。

私たちの施設をはじめ、多くの介護施設では、例えばベッドから車椅子に移る際など「いっせーのせっ」や「イチニのサン」などの掛け声のもと介助者のパワーに頼ったケアを行っているのですが、このケアがご利用者の「褥瘡(じょくそう:床ずれ)」や「拘縮(こうしゅく:関節が固まり可動域が狭まること)」、「寝かせきり」を招き、ご利用者の自立を阻害しているというのです…不安そうな顔

例えば、人間の防衛本能として、特定の個所に刺激や痛みが加わる時に身体は力んで強張り、痛みが継続する場合はその痛みから解放されるために鈍感になり、これが拘縮や褥瘡を引き起こす要因になるということでした。

ノーリフトの手段として機器(ロボット)の導入は単純ですが、感銘を受けたのは、介助者が深い専門性と高い技術を身につけることにより最小限のパワーでケアする方法があるということでした。

須藤施設長様には多くの学びと刺激を頂きましたが特に「ノーリフトは誰も困らない(ご利用者・職員にとって大きなメリット)。これを導入しない理由はないのではないか。但し、リーダーには現場任せにしない覚悟が必要。」「ノーリフトで介護の文化を変えることができる」などの言葉は胸に刺さっております。

ノーリフトは教科書を読んですぐに実践できるものではなく、相応の人材育成コストと時間を要しますが、確かに選択しない理由は見つかりません。まずは、研修等に出向いてノーリフトをもっと正しく理解するところからのスタートですが着実に導入に向けて動き出します!

この他、ふじの木園様は「24時間シートに基づく個別ケアの徹底」、「ご利用者にとって快適な空間づくり」、「ユマニチュードの導入」などなど私たちの20歩先を歩まれていました。今回の成果は、このような素晴らしい施設に期待の若手職員3人と一緒に行けたことです。

一歩一歩では中々追いつけないですが、進むべき道がはっきりしたこともとても大きな収穫です上に曲がる右矢印(青)

須藤施設長をはじめ、ふじの木園のスタッフの皆様、お忙しいところ長時間にわたり対応くださり本当にありがとうございました。
 
※ふじの木園様のブログで私たちのことを取り上げて頂いております
ふじの木園様は魅力ある職場作りで最優秀賞を受賞!
目線等に配慮した空間作り
須藤施設長(中央)を囲んで
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