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新着情報とお知らせ

日本ノーリフト協会に加入!
2019-10-17
注目

 私たちは、日本ノーリフト協会に加入しました。

 この協会は「看護や介護に関わる人の腰痛を職業病としてあきらめるのではなく、 ケアのプロとして予防と対策を実施できるようになること、また、腰痛予防対策をツール(よい機会/チャンス)として、 医療や介護現場に労働安全衛生マネジメントを定着させること、 そして、褥瘡や拘縮の悪化、寝かせきりをなくし、プロとして、 ケアを業務にしないようにケアの質を再検討する機会をノーリフト(腰痛予防対策)を通して伝えること」を目的としています。

 

 そう言われても、ピンとこない方も多いかも知れませんが、私たちも含めて多くの介護現場では、職員が身体に大きな負担をかけながらスピード重視の抱え上げるケアを行っているのが実情ですもやもや(吹き出し)

 このことは、他の業種では業務上の腰痛件数が軒並み減少傾向であるのに私たち介護施設・病院の業種のみが増加していることにも表れています。

現実として、多くの介護現場では人材確保が十分でなく、職員の方が業務に追われている中で、「ノーリフト」という新しい知識・技術を習得し、これまで以上にご利用者に丁寧な(時間のかかる)ケアには抵抗があるかも知れません。

しかし、人材確保が難しいからこそ、今いる職員が健康で働き続けられる環境づくりが必要だし、ご利用者に、より安全安心なケアを提供することでご利用者の健康維持だけでなく職員の満足度も高まると思ってます。

 

なお、時折、ノーリフティングケアはご利用者の自立支援を阻害するのでは、との意見も聞かれますが、全く違います。ノーリフティングケアにおいてもお一人お一人の自立度を見極めながら、最小限の支援を行うことに変わりはありません。ただ、支援が必要な場合における職員への過度な負担(力任せの介護)を適切な技術や福祉用具を用いて軽減する取組です。自力で立てる方をリフト機器を使って持ち上げることをノーリフティングとは呼びません。

 

なお、この取組は介護現場だけではなく、事務や厨房等においても日常動作から腰(身体)への負担軽減に取組むもので、まずは管理者や職員自らの「意識」を変えていく必要があります。

 

また、介護現場では「意識」だけでなく、「知識や技術」を習得する必要があり、その取組は始まったばかりです。

私たちは組織的にノーリフティングケアを推進していくために、各事業所から構成される「推進チーム」を結成します。今後の取組については、またご報告させていただきますきらきら

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